両極端

私が初めてアーノルド・シュワルツェネッガーを見たのは中学1年生だった。

近所のレンタルビデオ店に、『ターミネーター』のポスターが貼られていたのだ。

サングラスをかけ、右手に銃を持っているのを見た私は

 

「カッコイイ!!素敵!!」と一気にはまってしまった。

 

ただ、ビデオを観たくても、当時我が家にはビデオデッキはなく、電器屋で購入したら大体13~20万円くらいしていたので、親にお願いするわけにもいかず。

結局、それまで何年も貯金していたお年玉を使って購入した。親も不憫に思ったのか、少しだけ出してくれた。

 

ようやく我が家にもビデオが来て、もちろん1作目は楽しみにしていたターミネーターだ。動くシュワちゃんは予想通り格好良く、その後もシュワちゃんが出る映画が公開されるたびビデオで観たり映画を観に行ったりしていた。

 

映画だけでは物足りず、高校生になってからは映画雑誌「ROADSHOW(廃刊)」を購入していた。付録でシュワちゃんのブロマイドがあれば、下敷き代わりにしていたカードケース?に入れて授業中も眺めていた。

 

しかし、同時にトム・クルーズの美しい顔も好きだったため、片方がシュワちゃん、反対側はトム・クルーズが入れられていた。

 

両極端やな・・・と自分でも思っていたが筋肉も好きだし綺麗な顔も好きだったので仕方がない。

 

 

その後、ロッキー4で「ドルフ・ラングレン」が出た時には

「筋肉!おまけに顔良し!」

で一気にファンとなり、「レッド・スコルピオン」や「パニッシャー」等楽しませてもらった。

 

そういえば高校生になってからは1人で隣の市に映画を観に行ってた。

なんで1人で観に行ってたんだっけ?と思ったけど、そりゃ女子高生が喜んで観に行く映画ではないか・・・。